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院長と当院スタッフからのメッセージを載せていきます。 (月1回発行の“あさひゆめほっと”内の院長のコラム“ハ・ハ・歯のはなし”にも載っています)

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ゆめほっと第439号(2006/05/05掲載)

ハハ歯のはなし⑦

今回届いたご質問は、「歯並びが悪いので、抜いてでもきれいにしたいのですが、良くないでしょうか?」とのこと。
長い間、かみ合わせの治療をしていると「歯を抜いて矯正した 後に調子が悪くなってきた」と言って来られる患者さんを診ることが少なくありません。時には、矯正歯科の先生から矯正終了後のかみ合わせ治療を依頼されることもあります。したがって、歯並びをきれいにしたらすべて調子が良くなると安易に考えるのは間違いです。ただし、その患者さんの状態により、歯並びをきれいにするには、歯を抜かないと仕方がない場合があるのも現実です。歯を抜いてでも歯並びをきれいにしたいのならば、矯正治療終了後にかみ合わせの治療が必要になることがあるということは覚えておくべきでしょう。そして、何より大切なのは、将来、歯を抜いて矯正しなくてすむように、子どもの頃から身体に良いかみ合わせを育成していくことです。

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ゆめほっと第438号(2006/04/05掲載)

ハハ歯のはなし⑥

 
前回、かみ合わせ治療に来られる患者さんを大勢診てきた私は、現代の子ども達の顎に不安を感じると書きました。
体調不良を訴えて、かみ合わせの治療に来られる患者さんのほとんどが、 お口の中が狭くなり(マウスボリュームの不足)、それに伴って下顎全体の位置が奥(咽)の方で噛んでいたりします。現代の子ども達の顎にその傾向が強くなってきているのは間違いないと言えるでしょう。昔に比べて食事の栄養価は高くなり、身体は大きくなってきているのに、顎は小さくなってきています。子ども達の顎が小さすぎると感じたことはありませんか?
当院で“ 子どもの歯のかみ合わせ育成 ”の治療をしていただいたお母さん方からは、「歯を抜かずに矯正できて良かった」と喜ばれることが多いなか、 たまに、「ここまでしか綺麗にならないの?」と言われることもあります。ましてや、子ども達本人に至っては、大人になった時に、「子どもの頃にあの治療 をしたから今の自分の体調はこうなんだ!」とは思ってくれないでしょう。しかし、私は、顎の発育不足を少しでも改善しておく事が、その子どもの将来の体調に必ずプラスになると確信しています。皆さんはどう思われますか?

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ゆめほっと第437号(2006/03/05掲載)

ハハ歯のはなし⑤

口の中の状態が体調に関係していること、そして我々BBO 研究会の理想とするかみ合わせが、頭痛と肩こりに有効であると実証されたことを書きました。
実際、当院には頭痛やめまいがあって、いろんな病院で検査をしたが“ 異常なし”と言われたり、肩こりや腰痛がひどくて、いろんな治療をしたが良くならなかった人達が来られています。体調改善に歯医者に来るまでには、どこかで自立神経失調症などの病名がついていることがほとんどのようです。
もちろん、かみ合わせを良くしたからといって、体調が思い通りに良くなる保障もありませんし、そんな時は、わらをもすがる思いで来られた患者さんに、強く不満を言われることもあります。でも「自分の体調はよくならない」と、あきらめてしまっていた人の体調が良くなっていくのも数多く診てきました。
中には、ほとんど歩けなかったのに、どんどん歩けるようになったり、仕事が出来ないくらい、めまいが強かったのに、元気に仕事ができるようになったと喜んでくれる人もいます。そんな時は、あきらめないで、かみ合わせを疑ってよかったなーと思うのです。
 そして、そんな人達をたくさん診てきた私は、現代の子ども達の顎に不安を感じるのです…。

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