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院長と当院スタッフからのメッセージを載せていきます。 (月1回発行の“あさひゆめほっと”内の院長のコラム“ハ・ハ・歯のはなし”にも載っています)

ゆめほっと第438号(2006/04/05掲載)

ハハ歯のはなし⑥

 
前回、かみ合わせ治療に来られる患者さんを大勢診てきた私は、現代の子ども達の顎に不安を感じると書きました。
体調不良を訴えて、かみ合わせの治療に来られる患者さんのほとんどが、 お口の中が狭くなり(マウスボリュームの不足)、それに伴って下顎全体の位置が奥(咽)の方で噛んでいたりします。現代の子ども達の顎にその傾向が強くなってきているのは間違いないと言えるでしょう。昔に比べて食事の栄養価は高くなり、身体は大きくなってきているのに、顎は小さくなってきています。子ども達の顎が小さすぎると感じたことはありませんか?
当院で“ 子どもの歯のかみ合わせ育成 ”の治療をしていただいたお母さん方からは、「歯を抜かずに矯正できて良かった」と喜ばれることが多いなか、 たまに、「ここまでしか綺麗にならないの?」と言われることもあります。ましてや、子ども達本人に至っては、大人になった時に、「子どもの頃にあの治療 をしたから今の自分の体調はこうなんだ!」とは思ってくれないでしょう。しかし、私は、顎の発育不足を少しでも改善しておく事が、その子どもの将来の体調に必ずプラスになると確信しています。皆さんはどう思われますか?

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