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院長と当院スタッフからのメッセージを載せていきます。 (月1回発行の“あさひゆめほっと”内の院長のコラム“ハ・ハ・歯のはなし”にも載っています)

ゆめほっと第451号(2010/08/05掲載)



ハハ歯のはなし㊿



『鼻呼吸の大切さ』

 お口をつむって鼻呼吸していることが大切だというのは良く知られていることですが、それはどうしてでしょう? 鼻呼吸には空気中の細菌などが鼻腔を通過する際に加湿・殺菌する働きがあり、これをサイナスシステムと言います。口呼吸ではその働きが充分でなく、細菌などが肺に入りやすくなり、当然、風邪などをひきやすくなります。また、 サイナスシステムが働かない分、口の奥にあり本来細菌などをやっつける組織である扁桃腺が大きくなりやすいとも言われます。さらに、鼻呼吸では常に脳の真下を空気が行ったり来たりするので脳の熱を冷却する作用もあると言われています。鼻呼吸せずにお口をポカンと開いていると顎は発育不足になりやすいので、当院の“ 歯のかみ合わせ育成 ”では最終段階のステージ3で装置を使ってお口をつむっておく訓練をします。今までお口をポカンと開いている癖があった子にとっては少し大変でしょうが、とても大切なことなんですよ。

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