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院長と当院スタッフからのメッセージを載せていきます。 (月1回発行の“あさひゆめほっと”内の院長のコラム“ハ・ハ・歯のはなし”にも載っています)

ゆめほっと第446号(2010/02/05掲載)


ハハ歯のはなし㊺



『子ども達が顎の矯正装置をつけたがらなくなる年ごろは…』

 子どもの歯のかみ合わせ育成治療に来て下さる親御さんからよく次の質問を受けます。「子どもが取り外し式の顎の矯正装置をつけるのを嫌がりませんか?」と。私は次のように答えます。「幼児や小学校の低学年のうちは喜んで自慢げにつけていく子が多いくらいです。高学年になってくるとだんだん嫌がる子が増えてきて、中学校に入学する頃には人前でつけるのを嫌がる子が極端に増え、中には治療を中断してしまう子もいます。もちろん中学生でも熱心につけてくれる子のほうが多いのですが、そういった点からも幼い頃に治療しておく方がよいでしょう」。治療していてよく思うのですが、親御さんはお子さんのためと思い熱心に連れて来て下さいます。しかし、治療を受ける当の本人は「何のためにしているのかもわからない」というのが大方のところかもしれません。がんばって装置をつ けて欲しいと思う親と、できればつけたくない子ども、そして、つけてくれないと何もできない私達術者、三者が本当に気持ち良く治療に望めるには年齢はきっと大きな要素なのでしょうね。

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