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院長と当院スタッフからのメッセージを載せていきます。 (月1回発行の“あさひゆめほっと”内の院長のコラム“ハ・ハ・歯のはなし”にも載っています)

ゆめほっと第444号(2009/11/05掲載)


ハハ歯のはなし㊸



『歯のかみ合わせ治療  ー大人と子どもとでの違いー』

 当院に体調不良などを訴えてかみ合わせの治療に来られる大人の方の 場合、非常にお辛い症状をお持ちの方がほとんどなので、歯を削ったり足したりしてでも100点のかみ合わせを目指します。もちろん、虫歯でもない歯を削ったりするのは患者さんの承諾をいただいてから行います。 それに対して、お子さんのかみ合わせ育成の場合、多くの親御さんは顎が小さいことや歯並びが悪いことを気にされて来られます。体調不良を改善しに来られる方もおられますが割合としては少ないです。また、歯 を削ったりすることに抵抗のある親御さんも多いので、子どものかみ合わせ育成では、ほとんどの場合、歯や顎を動かしていくことでかみ合わせを改善します。歯を削ったりしなければ100点は目指せませんが、50点のかみ合わせを80点位には出来ます。もちろん歯を削ったりしてもよければ100点を目指せます。よく体調不良を訴えるのは25歳を過ぎたあたりから多くなると言います。お子さんには悪いなら悪いなりにその状態に適応しようとする成長発育能があるからだとも言われます。にもかかわらず、頭痛や肩こりを訴える子が増えてきていることには、とても不安を感じます。次回は「歯磨きでがんリスク3割減」の予定です。

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