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院長と当院スタッフからのメッセージを載せていきます。 (月1回発行の“あさひゆめほっと”内の院長のコラム“ハ・ハ・歯のはなし”にも載っています)

ゆめほっと第443号(2009/10/05掲載)


ハハ歯のはなし㊷



『かみ合わせの治療って?』

 例えばあなたが原因不明の体調不良に悩まされているならば“簡単に出来るかみ合わせチェック法 ”を試してみてください。横にした1本の割り箸をできるだけ奥歯の方で噛んでみてください。割り箸はあなたの左右の目を連ねた線(瞳孔線)とほぼ平行ですか? 右や左に傾いていませんか? 傾いているようならば、かみ合わせの左右のバランスが悪い可能性があります。例えあなたの歯並びがとてもキレイであってもです。もちろんこの方法は顔を正面から見たときの左右のバランスをおおざっぱに見ることしか出来ませんので、診療所では前後的なバランスや下顎の咬む位置も含めて細かく診断することになります。仮に割り箸が右下がりになっている場合、下顎は左にずれて咬んでいることが多くなります。左右のバランスを整えていくには右上の歯を削るか、左上の歯に足すかになりますが、そのどちらが良いかは診断で解ります。同時に下顎のずれた位置も改善していきます。従って歯並びが 悪いままでもかみ合わせの治療はできるのです。ただ、当院では体調不良を改善しに来られた大人と、まだまだ成長発育のある子どもとでは治療の方法は異なってきます。次回は「大人と子どもでの治療の違い」の予定です。

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