ゆめほっと第467号(2012/01/05掲載) コラム 2014年05月13日 ハハ歯のはなし66 『ゲノム(遺伝子)医療の時代が来た vol.1』 自らの遺伝子情報を検査することで、生まれながらにした病気のなりやすさや現時点での疾病(がん)のリスクを知ることができ、病気を未然に防ごうとすることができる時代が来ました。当分の間、 このゲノム医療について書かせていただく予定ですが、今回はなぜ当院でゲノム医療をすることになったかをお伝えさせていただきます。 私はかみ合わせ治療を専門に行っています。今でこそ歯のかみ合わせが健康に関係していることが認知されてきましたが、それでもなお、かみ合わせを改善した患者さんが治療前・後でどのように健康になったか否かを一目で見てわかる手段は無かったかと思います。 そして、私はずっとそれを探していました。そんな折、東京大学名誉教授の渥美和彦先生が「ゲノム検査がその役割を果たす可能性がある」とお話されているのを聞いた私は飛びつきました。東京大学まで行って講習を受けた後、ゲノムドクターの認定試験にも合格させていただきました。当院でかみ合わせの治療をされる方にはゲノム検査をされることをお勧めしています。もちろん、かみ合わせの治療をされない方でもゲノム医療は受けていただけます。 [0回]PR