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院長と当院スタッフからのメッセージを載せていきます。 (月1回発行の“あさひゆめほっと”内の院長のコラム“ハ・ハ・歯のはなし”にも載っています)

ゆめほっと第440号(2006/06/05掲載)

ハハ歯のはなし⑧

8歳、女の子のお母様から「大人の前歯が上2本、下4本生えてきましたが、顎が小さくてきれいに並びそうにありません。 歯を抜かずに矯正できますか?」とのご質問です。
顎の発育不足の程度にもよりますが、歯1本1本のサイズが極端に大きくなければ、まず大丈夫でしょう。上の大人の前歯が4本生えた時点で、すべての大人の歯がきれいに並ぶのに必要な顎の大きさがほぼ予測できるのですが、それまで放っておくのは良くありません。なぜなら、上顎の発育は、6歳児で成人の85~90%に達してしまうからです。ちなみに当院では、顎に発育不足があれば4~5歳でも顎を拡大していきますが、その最大の目的は、顎の発育不足がその子どもの身体に与える悪影響を取り除いて、将来の良いかみ合わせを育成することです。

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